新・遠野物語 / 紫波異聞
この町にも、
まだ話の続きがある。
昔の話を、今の暮らしのそばへ。
川の水。家を出る朝。みんなで持った、一つの石。
岩手県紫波町に伝わる話から、現代の物語を作っています。
制作中の初稿です。物語は創作です。各話の後ろに、確認した伝承と出典、創作した部分を記しています。挿絵は、文章の推敲後に検討します。
水の順番
水は、上から来るものだと思っていた。
読む →創作初稿 / 第2話 / 片寄・滝名川帰る日
娘は、雨の日を選ばなかった。
読む →創作初稿 / 第3話 / 山屋・山屋川最初の人
みんなで持てば、最初の一人はいない。
読む →原作に会う
『遠野物語』を読む
柳田国男の序文・題目・全119話を、新字新仮名の青空文庫版で読めます。文語の文章はそのまま残しています。
原作全文と話番号の目次へ →新作三話には、それぞれ対応する原作のやさしい再話も添えました。再話は原作本文と区別して表示しています。
この連作の作法
土地に残る話を確かめ、そこから今の暮らしを想像する。短い文と具体的な場面で書き、分からない部分は分からないまま残す。昔の話に、無理に答えをつけない。
『遠野物語』の各話を順に移し替える連作ではありません。紫波の伝承と響き合う話を選び、その関係を一話ずつ示します。