奈良・元興寺がんごうじに伝わるガゴゼは、鐘堂に住み、夜な夜な小僧を襲ったが、力持ちの小僧に腕をつかまれて正体を見破られたという鬼。記録上の初出は奈良時代の『日本霊異記にほんりょういき』で、日本最古の説話文学に記録された鬼の一例として、鬼概念の成立史研究で重視されている。元興寺がんごうじは今も拝観できる古刹として現存する。