目目連は、鳥山石燕の画集『今昔百鬼拾遺』(1781年)にある妖怪で、荒れ果てた家の障子一面に、無数の目が浮かび上がるという姿で描かれている。石燕の解説文では、碁打ちに明け暮れた者の念が碁盤に注がれ、それが碁盤のマス目に似た障子全体に広がったものと説明されている。妖怪研究家・村上健司は、これを石燕自身の創作物と指摘しており、一つ目の神「一目連(いちもくれん)」の名を、目のたくさんある姿に転じさせた語呂合わせではないかとも言われる。この妖怪には、水木しげる自身の家族に関わる逸話が伝わっている。水木の次女・悦子は中学時代、修学旅行先の京都府の旅館で、障子の格子に目のようなものが浮かび上がって動き回る現象を同級生たちと共に目撃し、水木本人がそれを「目目連だ」と語ったという。