先生は、こちらがぼんやりした瞬間だけを狙って名前を呼ぶ。指名当て狐は、教室の中で、一番当てられたくない人を教師に知らせる妖怪だとされる。挙手している間は絶対に当たらない。この妖怪は、教師に取り憑いているのではなく、生徒の側の「今は当たりたくない」という気持ちを、教室の空気に漏らしてしまうのだという。
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