世話焼き婆は、頼まれてもいないことを手伝う。資料に、聞かれていない補足を付け加える。頼まれた範囲を超えて、周辺まで整える。本人は善意でやっているし、実際に善意である。だが、受け取る側は、その手伝いの分だけ確認作業が増え、意図を聞き直す手間が増える。世話焼き婆は「役に立ちたい」という気持ちだけで動いているため、相手が本当に必要としている量が見えない。良かれと思ってやったことの後始末を、結局、誰かがすることになる。
→ 近現代妖怪の一覧に戻る