逃げ濁し鼠は、断りたいことを、はっきりとは断らない。「ちょっと考えます」「また連絡します」。この言葉の裏には、断る勇気のなさが隠れている。頼んだ側は、しばらく待ってから、それが断りの言葉だったと気づく。逃げ濁し鼠にとっては、はっきり断って関係が悪くなることの方が怖い。だが、濁され続けた側は、次第に、逃げ濁し鼠に何かを頼むこと自体をやめていく。断られることより、待たされて分からないことの方が、実は関係を壊しやすいのだということに、逃げ濁し鼠は気づいていない。
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