近現代妖怪 / いてほしい妖怪

見送り婆

みおくりばば
駅務日誌。「ホーム端に老婦人の姿を見たとの申し出。監視記録には映らず」

遠くへ引っ越す人、長く帰らない人が駅を離れる時、ホームの端で誰かが見送っているような気配がする。見送り婆は、家族が来られなかった見送りを、代わりに務める妖怪だという。明治以降、故郷を離れて働きに出る人が増えてから、駅に住み着いたとされる。姿はほとんど見えない。ただ、振り返った時に誰もいないことが、逆に少し寂しくなくなる。

見かけやすい条件
長い別れの日、ホームを離れる直前に振り返った時
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