電池は、一番困る時に切れる。電池切らし鼠は、機器の中で電池の残りを見張り、最も不都合な瞬間まで温存させる妖怪だという。時計は深夜に止まり、リモコンは見たい番組の直前に効かなくなる。この妖怪は電力そのものを奪うわけではない。ただ、切れるタイミングだけを選んでいる。予備を買っておいた人の家には、なぜか現れにくい。
→ 近現代妖怪の一覧に戻る