島根・出雲に伝わる八岐大蛇は、八つの頭と八つの尾を持つ巨大な蛇で、毎年一人の娘を要求して喰らうという脅威。須佐之男命が八つの酒桶で酔わせて切り殺したという『古事記』『日本書紀』の記録が今日まで伝わる。斐伊川の氾濫を象徴した治水神話、たたら製鉄との関連など複数の解釈があり、日本神話の中でも最も広く創作に引用される怪異のひとつになっている。