手の目は、鳥山石燕とりやませきえんの画集に描かれた、両手のひらに目を持つ盲目の老人の姿の妖怪。夜道で手探りをするように歩きながら、手のひらの目で辺りを窺うとされる。盗賊が殺されて執念によって妖怪になったという由来譚が伝わる。岩手・新潟・京都と、離れた地域で同名の妖怪が記録されているのが興味深い。