千葉に伝わる二口女は、後頭部にもう一つの口を持つという女の怪異。鳥山石燕とりやませきえんの『今昔百鬼拾遺こんじゃくひゃっきしゅうい』に記録が残る。継子いじめの因果として語られることが多く、継子を飢えさせた継母が、自らの後頭部の口に食べ物を与え続ける羽目になるという構造になっている。因果応報の教訓譚としての性格が強い一体。