妖怪図鑑 / 全国区 / 怪火(全国区) / 分類:自然由来

天火

てんか
複数確認
火の玉、というだけでこれだけの数の言い伝えがあるのは、それだけ夜が暗かったということだと思う。

天火は、夜間に空中を飛び回るという火の玉の怪異。人魂や狐火きつねびと混同されることも多いが、天火は特に空高くを飛ぶ火として区別されることがある。岐阜・愛知・佐賀・熊本と、東西に離れた地域で同名の怪異が記録されているのは、火の玉という現象そのものが全国どこでも似た形で目撃されてきたことの表れだと思う。

おまけ(台帳データ)
伝承地
全国各地(岐阜・愛知・佐賀・熊本など)
別名・異名
狐火きつねび・人魂と混同されることがある
時代
記録は近世以降
動物との関係
特に確認できていない
類似・関連妖怪
金霊、狐火きつねびなど各地の怪火全般
学術的解釈
燐光りんこう現象(プラズマ・自然発火)を怪異として説明したものという解釈が一般的
柳田國男やなぎたくにおの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
小松和彦こまつかずひこの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
現代文化
妖怪図鑑での紹介が中心
伝承の現況
街灯の普及とともに目撃譚は減少している