広島県 / 中国地方 / 魔王級の妖怪 / 分類:正体不明・怪異譚系

山本五郎左衛門

さんもとごろうざえもん
一次資料
一ヶ月間、怪異に試された少年の記録、というのがそもそもすごい。

広島・三次に伝わる山本五郎左衛門は、少年・稲生平太郎を三十日間試した末、正体を現して友情の証を残したという妖怪たちの総大将。実録に基づく怪異譚として、他の伝説的妖怪より史料的信頼性が高いとされている。恐怖に屈せず一ヶ月を耐え抜いたこと自体が対処だった、というこの話の構造は、今読んでもよくできていると思う。三次市には稲生物怪録いのうもののけろくミュージアムがあり、京極夏彦など現代作家の作品でも繰り返し取り上げられている。

おまけ(台帳データ)
伝承地
広島県三次市(稲生物怪録いのうもののけろくの舞台)
別名・異名
特になし
時代
記録は江戸中期(稲生物怪録いのうもののけろく、宝暦年間)
動物との関係
特に確認できていない
類似・関連妖怪
妖怪たちの総大将、大将格の妖怪という位置づけ
学術的解釈
実録に基づく怪異譚として、他の伝説的妖怪より史料的信頼性が高いとされる
柳田國男やなぎたくにおの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
小松和彦こまつかずひこの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
現代文化
京極夏彦など現代作家の作品で繰り返し取り上げられ、近年最も再評価が進んだ妖怪の一つ
伝承の現況
三次市には稲生物怪録いのうもののけろくミュージアムがあり、現役の観光資源となっている