オシラサマは、東北地方の旧家で祀られる、桑の木で作られた人形を依り代よりしろとする家の神。娘と馬が結ばれ、天に昇って蚕の起源になったという馬娘婚姻譚が起源とされ、養蚕・農業の守護神として信仰されてきた。青森・岩手・茨城と、この台帳では東北を中心に登録されているが、神なのか妖怪なのかという線引き自体が、この台帳が扱う「妖怪」概念の曖昧さをよく示していると思う。