狂骨(きょうこつ)は、鳥山石燕とりやませきえん『今昔百鬼拾遺こんじゃくひゃっきしゅうい』(1781年)に描かれた妖怪。白髪の生えた白骨が白い衣をまとい、井戸の釣瓶(つるべ)に吊られて現れるという姿で示され、石燕の注記には「狂骨は井中の白骨なり」とだけ記されている。強い怨みを帯びた存在として解釈されるが、石燕自身の解説はこの一文のみで、具体的な物語や来歴は語られていない。実在の口承地・伝承名も確認されておらず、言葉遊びや諺・方言との関係が指摘される、図像先行型の創作妖怪と考えられている。