愛媛・松山城に伝わる隠神刑部は、八百八狸を統べる大名として棲んだという化け狸の頭領。松山藩の政に影響を与えるほどの力を持っていたと語られ、藩の政争を狸合戦として寓話化したという郷土史的解釈がある。松山市内に祠ほこらが現存し、「八百八狸物語」として今も地域行事で語られている。佐渡の団三郎狸と並ぶ日本三名狸のひとつとされる。