走って駅に駆け込んだら、ぎりぎり終電が待っていてくれた。終電待ち爺は、その数十秒を作ってくれる妖怪だとされる。時刻表の上ではありえないが、実際には、ときどきそういうことが起きる。この妖怪は、明日どうしても帰らなければならない人の事情だけを見分けて、ほんの少し扉を開けておくという。
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