近現代妖怪 / いてほしい妖怪

残り一席翁

のこりひとせきおきな
乗務記録。「満席の車内、当該乗客の乗車位置に空席一つ。経緯不明」

どう見ても満員の電車で、自分が立った場所の前だけ、ちょうど一席空く。残り一席翁は、本当に疲れている人の前にだけ、席を用意する妖怪だとされる。明治の鉄道開業以来、混み合う車内に住み着いたという。元気な日には、決して現れない。座れた日は、この妖怪に見つけてもらえた日なのだと思って、少し得した気持ちになっていい。

見かけやすい条件
疲れ切った帰りの車内、乗り込んだ直後
← 前の妖怪傘返し狐(いてほしい妖怪) 次の妖怪 →落とし物知らせ鳥(いてほしい妖怪)

→ 近現代妖怪の一覧に戻る