特売だと思って手に取った商品が、レジで違う値段だった。値札狸は、隣の商品の値札を、その商品のものに見せる妖怪だとされる。近代の小売業が始まり、値札を付けて売るようになってから現れた。レジで戻すのも気まずいので、たいていそのまま買うことになる。この妖怪は、その小さな諦めを食べている。
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