自動販売機の前で、必ず十円だけ足りない。十円坊は、財布の中の硬貨の組み合わせを、必要額のわずか手前で止める妖怪だとされる。自動販売機が普及してから現れた。この妖怪は、大金を奪うわけではない。ほんの十円のために諦めさせる、その割に合わなさが本質である。
→ 近現代妖怪の一覧に戻る