どうしても言葉が出てこない場面で、ふいに、ちょうどいい一言が口から出る。言葉授けは、そういう時に手を貸してくれる妖怪だといわれる。本人の実力以上の言葉が出た時、それはこの妖怪の仕事である。ただし、後で同じことを言おうとしても、二度目は出てこない。一度きりしか貸してくれないので、言えた言葉は、その場で使い切るしかない。
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