天狗は深山に棲むという、鼻が高く赤い顔をした山伏やまぶし姿の妖怪。空を飛び、神通力を持ち、時に人を天狗攫いてんぐさらいにするとされる。もとは仏教における魔物・凶事の予兆とされていたが、中世以降は山伏やまぶしの姿と結びつき、修験道しゅげんどうとの関わりが深くなった。鞍馬山くらまやまの鞍馬天狗、愛宕山あたごやまの太郎坊など、特定の山に固有の大天狗が伝わっている例も多い。烏天狗という鳥のくちばしを持つ下位の天狗も広く知られる。
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