宮城の農村部に伝わるタンタンコロリンは、夜道に太鼓のような音を響かせるという化け狸とされる。姿を見せないまま、音だけで人を驚かせ、道に迷わせることもあるという。実害の伝承は少なく、いたずら程度の軽い怪異として語られている。単一資料での確認にとどまっているため、詳細はまだ心もとない。音の正体を追わず、そのまま歩き去るのがいいとされているのも、いかにも狸相手らしい対応だと思う。