栃木県 / 関東地方 / 九尾の狐 / 分類:動物変化

玉藻前(殺生石)

たまものまえ・せっしょうせき
複数確認
美女が実は妖狐ようこだった、という話は世界中にあるけれど、これは石になってからが本番だと思う。

栃木・那須の玉藻前は、鳥羽上皇に取り入った絶世の美女の正体が九尾の狐で、討たれた後も毒石(殺生石)として人を害し続けたという伝説。玄翁和尚が石を打ち割り、毒を弱めたという結末が「げんのう」の語源になっている。2022年に石が実際に割れたことがニュースになったのは記憶に新しい。那須町に現存し、今も観光地として語られている。

おまけ(台帳データ)
伝承地
栃木県那須町・殺生石(現存する観光地)
別名・異名
九尾の狐とも
時代
中世(御伽草子・能の成立期)
動物との関係
特に確認できていない
類似・関連妖怪
中国・インドの九尾の狐伝説とも接続される
学術的解釈
大陸から伝わった妖狐ようこ伝説と、日本の政治的な失脚劇が結びついたという説がある
柳田國男やなぎたくにおの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
小松和彦こまつかずひこの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
現代文化
能・浄瑠璃・現代のゲームやアニメでも九尾の狐モチーフとして頻出
伝承の現況
殺生石は那須町に現存し、観光地として今も語られる(2022年に石が割れたことが話題になった)