妖怪図鑑 / 全国区 / 酒好きの霊獣(全国区) / 分類:動物変化

猩々

しょうじょう
複数確認
酒好きで赤い、というだけで愛されキャラの資質は十分だと思う。

猩々は、中国の伝説上の獣に由来する、赤い体毛と赤い顔を持ち、酒を好むという妖怪。能の演目『猩々』では、酒売りに酒を与えられたお礼に舞を舞い、汲めども尽きない酒壺を授けるという、恩返し譚として語られる。日本各地では海に近い集落を中心に、酒好きの妖怪・霊獣として土着化しており、岩手から山口まで幅広く分布している。

おまけ(台帳データ)
伝承地
全国各地(海沿いの集落に多い)
別名・異名
特になし
時代
中国の古典に由来し、能の成立期(室町期)に日本化した
動物との関係
特に確認できていない
類似・関連妖怪
各地の酒にまつわる妖怪・霊獣伝承
学術的解釈
中国由来の伝説的動物(オランウータンとする説もある)が、日本の酒造信仰と結びついたという解釈がある
柳田國男やなぎたくにおの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
小松和彦こまつかずひこの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
現代文化
能の代表的な祝言曲として現在も上演され、酒造業界の縁起えんぎ物としても扱われる
伝承の現況
酒蔵の祝い事や能楽の演目として、今も現役で親しまれている