妖怪図鑑 / 全国区 / 川の主(東北・北陸区) / 分類:自然由来

鮭の大助

さけのおおすけ
複数確認
自分の名前を叫びながら川を上る鮭、という発想がすでにシュールだと思う。

鮭の大助は、秋から冬にかけて川を遡上する際、「鮭の大助、今上る」と自分の名を叫びながら川を上るという巨大な鮭の妖怪。この声を聞いた者は不吉な目に遭う、あるいはその年のうちに死ぬとされ、聞いても聞かなかったふりをするのが作法とされる。岩手・山形・新潟と、鮭漁が盛んな東北・北陸の河川に伝わっている。

おまけ(台帳データ)
伝承地
岩手県・山形県・新潟県の河川
別名・異名
特になし
時代
記録は近世以降
動物との関係
特に確認できていない
類似・関連妖怪
各地の川の主・巨大魚伝説全般
学術的解釈
鮭の遡上という自然現象への畏敬が、禁忌を伴う怪異として語られるようになったという解釈がある
柳田國男やなぎたくにおの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
小松和彦こまつかずひこの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
現代文化
鮭漁の伝統行事の中で、今も語られることがある
伝承の現況
鮭漁が盛んな地域で、漁の際の言い伝えとして今も残っている