岐阜・飛騨に伝わる両面宿儺は、『日本書紀』では朝廷に反逆した異形の者として記されるが、飛騨地方では毒龍退治を行った豪族・救済者として語られる。一つの体に前後二つの顔、四本の腕、四本の足。朝廷側から見た地方豪族への蔑称という説と、実在の有力者を象徴する説の両方があり、諸説あるとしか言いようがない。近年は漫画・アニメでの引用によって全国的な知名度が急上昇した一体でもある。