雷獣は、雷とともに天から降ってくるとされる獣の妖怪。狸や猫、鼬に似た姿で、鋭い爪を持ち、雷が落ちた木の周辺で目撃されることが多いとされる。江戸期の本草学ほんぞうがく者や随筆家がこぞって記録を残し、実際に捕獲・展示されたという話まで各地に伝わっている。岩手から兵庫、広島まで、今回の台帳でも13の道府県にまたがって登録されており、全国的にかなり均質な姿で語られている、珍しいタイプの妖怪だと思う。