福岡県 / 九州地方 / 道の怪 / 分類:境界・道の妖怪

ぬりかべ

ぬりかべ
一次資料
「行く手を塞ぐ」という現象そのものが妖怪になった例。

福岡・遠賀郡に伝わるぬりかべは、夜道を歩く人の前に突然壁のように立ちはだかり、迂回しても再び塞がれるという妖怪。柳田國男やなぎたくにお自身が『妖怪名彙ようかいめいい』で採録した数少ない実地伝承のひとつで、下の方を棒で叩くと壁が消えるという対処法が残る。水木しげるによる図像化で全国的に有名になったが、水木の造形自体は独自の創作であることは分けて考えたい。遠賀町では観光キャラクターとして活用されている。

おまけ(台帳データ)
伝承地
福岡県遠賀郡岡垂の海岸道
別名・異名
特になし
時代
記録は柳田國男やなぎたくにお『妖怪名彙ようかいめいい』(昭和期)
動物との関係
特に確認できていない
類似・関連妖怪
各地の道を塞ぐ気配系妖怪
学術的解釈
柳田國男やなぎたくにお自身が採録した数少ない実地伝承の一つとして民俗学的価値が高い
柳田國男やなぎたくにおの見解
『妖怪名彙ようかいめいい』で自ら採録した、数少ない実地伝承の一つ。下の方を棒で叩くと壁が消えるという対処法も記録している
小松和彦こまつかずひこの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
現代文化
水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎』の壁の妖怪として全国的に有名になった(水木の造形は独自の創作)
伝承の現況
遠賀町では観光キャラクターとして活用されている