福島・安達ヶ原の黒塚は、旅人を宿に泊め、寝静まった後に殺して喰らうという鬼女の伝説。表向きは一人住まいの老女、というのがこの話の怖さの核心だと思う。能『黒塚』『安達原』として今も上演され、祐慶という僧が読経で退治したという結末が伝わる。二本松市の黒塚(観世寺)は現存し、今も観光地として語られている。