妖怪図鑑 / 全国区 / 化ける獣(全国区) / 分類:動物変化

獺

かわうそ
複数確認
狐や狸ほど有名じゃないけれど、化かす動物御三家のひとりだと思う。
獺(カワウソ)の想像画。夕暮れの川を泳ぎ、こちらを振り返るニホンカワウソ。一見坊の【日本妖怪学体系】

獺(カワウソ)は、人間や物に化けて人を化かすという妖怪。北海道から高知まで、川や沿岸に生息する実在の動物であるカワウソが、そのまま化け物として語られている珍しいケース。特に高知県では、カワウソが美女や子どもに化けて人を驚かせる話が数多く残る。実際のニホンカワウソが絶滅した現代では、伝承だけがその生息の記憶を伝えている、という側面もあると思う。

おまけ(台帳データ)
伝承地
北海道・石川県・高知県ほか、川辺の地域
別名・異名
特になし
時代
記録は近世以降
動物との関係
特に確認できていない
類似・関連妖怪
狐・狸の化け物譚全般
学術的解釈
実在のニホンカワウソの俊敏さ・薄暮性の生態が、化かす能力として物語化されたという解釈がある
柳田國男やなぎたくにおの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
小松和彦こまつかずひこの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
現代文化
高知県では今もご当地の妖怪として紹介されることがある
伝承の現況
ニホンカワウソ自体は絶滅が宣言されており、伝承がその記憶を伝える形になっている