長崎の海辺に伝わる磯女は、長い黒髪の女で、その髪で船人の血を吸うという海の怪異。夜間の海辺、漁の最中に現れるとされ、髪の長い女性が一人でいる時は近づかない、船に刃物を積むなどの魔除けが伝わる。漂流死・水難事故を説明する怪異譚という解釈が一般的で、長崎県の島嶼部で今も海の怪談として語られている。