山梨県 / 甲信地方 / 化け狐 / 分類:神社仏閣の妖怪

白蔵主

はくぞうす
複数確認
甥を助けようとする狐、という時点でもう応援したくなる。

山梨に伝わる白蔵主は、僧に化けて甥である狐を狩から救おうとした狐の説話。正体を見破られると、静かに姿を消して去っていくという結末が多い。狂言『釣狐』として今も上演され、動物への感情移入を通じた仏教的な戒めの説話として読まれることもある。情に厚い狐として、むしろ好意的に語られる話型だと思う。

おまけ(台帳データ)
伝承地
山梨県内の寺院伝承(狂言・能『釣狐』とも関連)
別名・異名
特になし
時代
中世〜近世の狂言・説話として成立
動物との関係
特に確認できていない
類似・関連妖怪
各地の狐の化身譚、葛の葉(大阪)などの母子・親子の情を描く狐説話
学術的解釈
動物への感情移入を通じた仏教的な戒めの説話という解釈がある
柳田國男やなぎたくにおの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
小松和彦こまつかずひこの見解
この妖怪について具体的に言及した記述は確認できていない
現代文化
狂言『釣狐』として現在も上演される
伝承の現況
芸能としては現役だが、山梨県での地域伝承としての語りは限られる