近現代妖怪 / 家と暮らしにいる妖怪

小銭転がし鼠

こぜにころがしねずみ
店舗、清掃記録。「レジ下より硬貨。日次で発生。総額は少額」

受け取ったお釣りの小銭が、一枚だけ手からこぼれて転がっていく。小銭転がし鼠は、その一枚を狙って落とさせる妖怪である。転がった硬貨は、必ず一番拾いにくい隙間に入り込む。明治の貨幣制度が整い、硬貨を日常的に扱うようになってから現れた。この妖怪が落とすのは、いつも小さい額である。大きい額を落とさせないのは、良心なのかもしれない。

見かけやすい条件
会計の直後、小銭を受け取る手元
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