掌蹠膿疱症.com
CATEGORY 01・掌蹠膿疱症

増悪因子・原因の追究と除去

根治療法へのアプローチ

この病気の厄介なところは、原因菌がいないことです。感染症のように「これを退治すれば治る」という一点がなく、扁桃、歯、金属、喫煙といった複数の火種が絡み合って症状がくすぶり続けている。

だからここに並べた項目は、どれも単独で「治療」と呼べるほどの強さはありません。禁煙だけで治ることは稀ですし、歯科金属をすべて入れ替えても変わらない人が多い。その意味では、期待値を上げすぎないほうがいい章です。

それでも最初に置いているのは、火種を一つ減らすと、外用薬や光線療法の効きがよくなる場面が多いとされているからです。ここは「効く治療」というより「他の治療が効く土台をつくる作業」だと捉えています。

取り組む順番についても目安があります。関与の大きさで言えば、まず扁桃・歯などの病巣感染、次に禁煙。金属アレルギーは5〜10%程度の関与とも報告されていて、ネットで語られるほど比重は大きくありません。歯科金属の入れ替えは保険が効かず高額になるので、先に病巣感染を調べてもらうほうが、費用の面でも順番として理にかなっています。