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病巣感染治療・耳鼻咽喉科・掌蹠膿疱症

扁摘(口蓋扁桃摘出術)

要点:扁桃炎や上咽頭炎など、自覚症状がほとんどないまま続く「病巣感染」が、掌蹠膿疱症の発症や悪化に関わっているという考え方は、耳鼻咽喉科領域でも扁桃病巣疾患として扱われている。

風邪をひくと膿疱が増えたり関節が痛くなったりする、という経験がある人は、扁桃という小さな器官がこの病気の火種になっている可能性を主治医に伝えるべきだと言われている。

病巣感染という考え方

扁桃炎や上咽頭炎など、自覚症状がほとんどないまま続く「病巣感染」が、掌蹠膿疱症の発症や悪化に関わっているという考え方は、耳鼻咽喉科領域でも扁桃病巣疾患として扱われている。体のどこかにある、ほとんど症状のない慢性の炎症が引き金になって、別の場所に病気が起きる。掌蹠膿疱症は、この病巣感染が深く関わる代表的な病気とされている。咽頭・扁桃炎との関与が疑われる場合、口蓋扁桃摘出術は治療オプションとして推奨されている。

どのくらい効くのか

効果については、扁桃摘出術によって7割以上、報告によっては9割の治療成績が得られるとする記述がある。札幌医科大学の耳鼻咽喉科では、289例という規模の臨床例をもとに、扁摘の皮疹改善効果が検討されている。病巣感染への対応の中では、比較的まとまった症例数の裏づけがある治療という位置づけになる。

自分に当てはまるかの目安

手術を検討する前に、自分に当てはまる兆候があるかを振り返ってみるといい。風邪をひくと膿疱が増える、関節が痛くなる、扁桃に膿がつきやすい——こうした経験があれば、それは主治医に伝えるべき情報だとされている。逆にこうした兆候がまったくない場合は、扁摘が第一の選択肢になるとは限らない。

検討するときに知っておくこと

ただし効果判定には数か月単位の経過観察が必要で、手術後すぐに結果が出るものではない。全身麻酔を伴う手術なので、当然ながら入院も必要になる。「受ければ必ず治る」ものでもなく、「受けても無駄」でもない。自分に病巣感染の兆候があるかどうかを、皮膚科と耳鼻咽喉科の両方で確認してもらったうえで判断する、という順番になると思う。

扁桃
「原因かどうか」を証明してから動くのではなく、疑わしきは調べてもらう、というくらいの温度で向き合っている。

よくある質問

扁桃摘出術はどのくらい効きますか?

扁桃摘出術により7割以上、報告によっては9割の治療成績が得られるとする記述があります。札幌医科大学では289例の臨床例をもとに皮疹改善効果が検討されています。

効果はいつ分かりますか?

効果判定には数か月単位の経過観察が必要で、手術後すぐに結果が出るものではありません。

自分が対象かどうかの目安はありますか?

風邪をひくと膿疱が増える、関節が痛くなる、扁桃に膿がつきやすいといった経験があれば、主治医に伝えるべき情報とされています。