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生物学的製剤・掌蹠膿疱症

TNF-α阻害薬

要点:TNF-α阻害薬は、掌蹠膿疱症性骨関節炎(PAO)を合併し骨関節症状が強い症例に対し、保険適応外での使用や海外での使用実績が積み重ねられてきた薬剤群になる。

生物学的製剤の中では最も古くから使われてきたグループで、骨・関節症状が強い患者を中心に使われてきた歴史がある。

どんな薬か

TNF-α阻害薬は、掌蹠膿疱症性骨関節炎(PAO)を合併し骨関節症状が強い症例に対し、保険適応外での使用や海外での使用実績が積み重ねられてきた薬剤群になる。インフリキシマブ、アダリムマブなどが該当する。

生物学的製剤の中での位置

生物学的製剤の中では最も古くから使われてきたグループで、IL-23阻害薬が登場する以前は、メトトレキサートやシクロスポリンと並ぶ従来治療の中心だったと振り返られている。

骨関節症状が強い場合

特徴的なのは、皮膚症状より骨・関節症状が強い場合に検討されてきたという点だ。掌蹠膿疱症では胸鎖関節などに痛みが出ることがあり、そちらが生活の支障として大きい人もいる。皮膚を診る薬と、関節を診る薬が必ずしも同じではない、という構図がここにある。

感染症リスクと事前検査

注意点として、TNF-αは体を感染から守る免疫のはたらきにも関わっているため、これを抑えると感染症のリスクが上がる。結核の既往やB型肝炎などのスクリーニングが、投与前に必要になる。新しい薬が出ても古い薬がすぐ消えるわけではなく、選択肢は積み重なっていくものだと理解している。

TNF-α炎症反応
掌蹠膿疱症のうち、骨・関節症状(PAO)を合併する割合。
掌蹠膿疱症性骨関節炎(PAO)の合併率10〜40%
新しい薬が出ても、古い薬がすぐに消えるわけではない。選択肢は積み重なっていくものだと理解している。

よくある質問

どんな人に検討されますか?

掌蹠膿疱症性骨関節炎を合併し、骨関節症状が強い症例に対して使用実績が積み重ねられてきた薬剤群です。

事前に必要な検査はありますか?

感染症のリスクが上がるため、結核の既往やB型肝炎などのスクリーニングが投与前に必要になります。