要点:NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、掌蹠膿疱症性骨関節炎(PAO)に伴う関節の痛みや炎症を抑える対症療法として使われる。
骨・関節症状が出たときに、まず手元にある鎮痛薬として使われるのがこの薬だった。
何を対象にした薬か
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、掌蹠膿疱症性骨関節炎(PAO)に伴う関節の痛みや炎症を抑える対症療法として使われる。皮膚症状そのものへの根本的な作用ではなく、骨・関節症状のコントロールが主な役割になる。
骨関節症状という別の側面
掌蹠膿疱症は「手足の皮膚の病気」と思われがちだが、患者の一部では胸骨や鎖骨のあたり、背骨、そして手足の関節に痛みが出る。この骨関節症状は皮膚とは別に管理が必要で、NSAIDsはその入口に置かれる薬になる。
効かないときの次の手
痛みが強く、NSAIDsだけでは足りない場合は、短期間のステロイド内服や、特定の関節へのステロイド・ヒアルロン酸の局所注射が検討される。さらに骨関節症状が強い症例では、TNF-α阻害薬などの生物学的製剤が選択肢に入ってくる。
使ううえでの注意
薬そのものは市販でも手に入る一般的な鎮痛薬と同系統だが、長期に飲み続ける場合は胃腸への負担などの管理が必要になる。自己判断で常用するのではなく、骨関節症状があること自体を主治医に伝えるところから始めるのが順番だと思う。
皮膚と関節、症状の出る場所が違うと使う薬も変わる、という当たり前のことを実感した治療だった。
よくある質問
皮膚の症状にも効きますか?
皮膚症状そのものへの根本的な作用ではなく、骨・関節症状の痛みや炎症を抑える対症療法です。