04北条氏と禅宗の輸入
SEASONAL PICK — このコースがおすすめの季節
6月・あじさい:明月院はあじさいの名所として知られ、この時期のみ本堂後庭園も特別公開される。
北鎌倉駅建長寺バス停
あじさいで有名なあの寺に、権力者が世を捨てた記憶が眠っています。執権・北条時頼は、宋(中国)から蘭渓道隆というお坊さんを招き、鎌倉に禅を根づかせました。明月院の前の姿・最明寺は、時頼自身が出家したお寺です。建長寺は日本で最初の、禅宗だけを修行する寺として、今も厳しい空気を残しています。あじさいで有名な明月院ですが、その前身は、権力者が俗世を捨てた場所でした——今の華やかさとのギャップに、頭がくらくらんぽするはずです。あの丸窓から実際に何が見えるかは、覗いてみるまでのお楽しみです。
- 出発地点:北鎌倉駅
- 北鎌倉駅から 徒歩1.0km・約14分明月院大人¥500/小人¥300前身は時頼創建の最明寺・禅興寺。高校生以上500円・小中学生300円。+本堂後庭園(花菖蒲期・紅葉期のみ公開) ¥500(一律)
- 明月院から 徒歩900m・約13分建長寺大人¥500/小人¥200塔頭含む。
- 建長寺から 徒歩800m・約11分円応寺¥200(一律)閻魔大王を祀る。高齢者・障害者は無料。
- 円応寺から 徒歩800m・約11分解散地点:建長寺バス停
トリビア
明月院本堂の丸窓は「悟りの窓」と呼ばれ、円形で悟りや真理、大宇宙を象徴的に表しているといわれています。窓越しに見える裏の庭園は通常非公開ですが、花菖蒲の時期と紅葉の時期だけ特別公開されます。
季節の見どころ
明月院は6月中旬、紫陽花「明月院ブルー」が境内を埋めます(約2,500株)。4月上旬はシダレザクラ、冬は12月下旬〜2月上旬のロウバイが見どころです。建長寺も6月にあじさいが咲きます。
歴史の基本知識
明月院・建長寺・円応寺
この知識の見方(神社と寺の違い・建築を見る目など7つの視点)は、コース別・歴史の基本知識のトップで解説しています。
- 北条時頼05
- 5代執権。建長寺を開き、晩年は最明寺で出家しました。
- 蘭渓道隆04
- 建長寺の開山。宋から渡来した禅僧で、中国式の禅宗様式をそのまま鎌倉に持ち込みました。
- 地蔵菩薩03
- 建長寺の本尊。処刑場だった当地の霊を慰めるためとも伝わり、地獄で苦しむ者を救う菩薩とされます。
- 十王信仰06
- 死後の審判を司る10王を祀る民間信仰。円応寺の閻魔大王もこの系譜にある、死後の世界への恐れが形になったもの。
