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前奏曲第7番 イ長調 Op.28-7
24の前奏曲の第7番です。集中最短で、約45秒の素朴なマズルカ風の小品です。短いが、穏やかな表情に満ちた愛らしい曲です。
作曲の経緯
前奏曲集Op.28は、1835年から1839年にかけて主にパリで書かれ、一部はジョルジュ・サンドらと過ごしたマヨルカ島バルデモサの冬(1838〜39年)に仕上げられました。大半の曲は渡島前にほぼできていたが、ショパンはプレイエルへの手紙で『ここで君の小さなピアノを使って前奏曲を完成させた』と記しています。24曲は5度圏に沿って長調と平行短調を交互に並べる構成で、バッハの平均律集を意識したと言われます。第7番は集中最短で、演奏時間は約45秒です。個々に標題は付けられていないが、マズルカのような趣があるとされます。本曲に関する個別の作曲日や逸話は確認できませんでした。
出版・初演
1839年に出版されました。フランス版(カトラン)と英国版(ウェッセル)、ドイツ版(ブライトコプフ&ヘルテル)で刊行されました。
題名・通称の由来
通称は未確認です(ショパン自身は各曲に標題を付けていません)。日本では『イ長調の前奏曲』のように調で呼ばれることが多いです。
構成分析
- 全体像 集中最短の小品で、約45秒です。マズルカ風の性格を持ちます。
- 主題 付点リズムを含む素朴で短い旋律が、穏やかな和声に乗って歌われます。
- 後半 主題の変化型が現れ、終わりへ向かって静かに収束します。
音楽的特徴
24の前奏曲の中でも特に短く、一息で終わる素朴な小品です。楽譜の見た目もやさしく、和音の連なりが旋律を支える簡潔な書法で、ピアノ学習者にも親しまれます。形式的な展開はほとんどなく、一つの楽想がそのまま小さな世界を作る点にショパンの前奏曲らしさがあります。他の作曲家も本曲を素材に使っています(モンポウ『ショパンの主題による変奏曲』など)。
演奏のポイント
短いため、1音ごとの表情と和音の響きの選び方が全てを左右します。付点リズムは硬くならないよう軽く、マズルカらしい重心の置き方を意識します。弱音で終わりまで気を抜かないことです。
この音源について(収録エピソード)
Op.28全24曲に、嬰ハ短調Op.45、変イ長調遺作、ソナタ第2番を加えた1枚です。MusicWebは、アルゲリッチ最良のショパン演奏の一つと評し、全曲録音を残さなかった彼女のショパンの中でも重要な録音と位置づけています。同評は第15番「雨だれ」の弾き方や第4番のクライマックスに個人的な異論を述べつつ、全体としての一貫性を称賛しました。DGの「伝説的録音」シリーズ入りした盤です。
音源の投稿元はoEmbedで確認済みです。このトラックが上記アルバムのものかは、演奏者とレーベルからの推定です。「未確認」は出典で確認できなかった項目です。
録音
実在と年を出典で確認できたもののみ掲載しています。
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映画・ドラマ・アニメ
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CM
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教科書・鑑賞教材
教科書・鑑賞教材での掲載を示す出典は確認できませんでした。
関連作品
同じ作曲者の曲
ノクターン第20番 嬰ハ短調 遺作(レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ) / ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64-2 / ワルツ第9番 変イ長調 Op.69-1『別れのワルツ』
トリビア
- 集中最短の第7番に対し、最長は第17番です(90小節)。
- ショパンは生前、前奏曲を公開の場で4曲より多く弾くことはありませんでした。
- 全曲の初録音は1915年のブゾーニ(ピアノロール)とされます。
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出典
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