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16のワルツ Op.39 第15番 変イ長調(ピアノ独奏版)
ブラームスの16のワルツの中でも最も愛される1曲です。ゆるやかに揺れる旋律が、連弾から独奏に編まれて広く親しまれました。
作曲の経緯
《16のワルツ》Op.39は1865年に作曲され、翌1866年に出版されました。もとはピアノ連弾用で、ブラームス自身が独奏用に難しい版と簡易版の2種を編んでおり、3つの版は同時に出版されて、作曲者の予想に反してよく売れました。当時ウィーンで流行していたワルツへの敬意を示すために書かれたとされ、批評家エドゥアルト・ハンスリックに献呈されました。独奏の難しい版では最後の4曲などで調が連弾版から変えられており、第15番は連弾版ではイ長調、難しい独奏版では変イ長調になります。16曲のなかで最も人気が高い曲となりました。
出版・初演
1866年です(連弾版・独奏難版・独奏簡易版が同時出版)。
題名・通称の由来
曲名はないが、「ブラームスのワルツ」「ブラームスのワルツ第15番」として単独で親しまれます。
構成分析
- 作品集の位置 16曲の小さなワルツのうち第15番です。連弾版はイ長調、難しい独奏版は変イ長調です。
- 版の違い ブラームス自身が独奏用に難しい版と易しい版の2つを編曲しました。簡易版はイ長調です。
- 形式 作品集の大半は、前半が属調などへ向かい、後半が展開風に始まって主題と主調へ戻る反復付き2部形式です。
音楽的特徴
優しくゆれる旋律で知られる、16曲中で最も有名なワルツです。ウィーンの舞曲の流行を背景にした親しみやすい小品で、独奏版は難しい版と簡易版があるため、学習者から演奏者まで幅広く弾かれています。
演奏のポイント
3拍子の1拍目に重心を置きすぎず、旋律を長いフレーズとして歌わせます。内声と左手の和音の厚みでやわらかな揺れを作り、テンポを動かしすぎないことが落ち着きにつながります。
この音源について(収録エピソード)
カッチェンは1961〜65年にDeccaでブラームスのピアノ独奏曲を網羅的に録音しました。Op.39のワルツ集は16曲を前半8曲・後半8曲に分けた形で収録され、第15番変イ長調には、Deccaの配信カタログで「Wiegenlied」と併記される例がありますが、歌曲「子守歌」Op.49-4とは別の作品です。Topicトラックの題は「Wiegenlied」表記です。
音源の投稿元(Julius Katchen - Topic)はoEmbedで確認済みです。「未確認」は出典で確認できなかった項目です。
録音
実在と年を出典で確認できたもののみ掲載しています。
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映画・ドラマ・アニメ
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CM
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教科書・鑑賞教材
教科書・鑑賞教材での掲載を示す出典は確認できませんでした。
関連作品
- ブラームス 16のワルツ Op.39(連弾版)
- ブラームス 愛の歌ワルツ Op.52
- ブラームス 6つの小品 Op.118
同じ作曲者の曲
トリビア
- 作品集全体を一つの連作として真剣に扱うべきだと、1984年にピアニストのジョゼフ・スミスが評されました。
- 第15番を含む5曲(1, 2, 11, 14, 15番)は、作曲者の死後に2台ピアノ4手版が出版されました。
- 独奏の簡易版では第6番もハ長調に変えられています。