要点:ヘパリン類似物質やワセリン、ウレアクリームなどは、角層が厚くひび割れやすい手足の皮膚バリアを補強する目的で使われる。
治療薬というより生活必需品、という位置づけで手放せないのが保湿剤だった。
どんな薬が使われるか
ヘパリン類似物質やワセリン、ウレアクリームなどは、角層が厚くひび割れやすい手足の皮膚バリアを補強する目的で使われる。治療薬というより、土台を整えるための道具に近い。
乾燥・ひび割れの時期に効く
掌蹠膿疱症では、膿疱が引いたあとに皮がめくれ、乾燥してひび割れるという段階がある。足の裏に亀裂ができると、歩くたびに痛む。手のひらなら、水に触れるたびに沁みる。この段階のつらさは、膿疱そのものとは別種のもので、保湿剤はここに直接効く。
選ぶときの注意点
注意点として、市販のハンドクリームには様々な成分が含まれているため、刺激になりうる成分がないか確認したほうがいいという指摘が、患者向けの案内でもよく触れられている。香料や有効成分が多く入ったものより、シンプルな処方のほうが向いていることが多い。
併用できる道具
塗ったあとに、手のひら・足の裏に通すだけで使えるチューブ型の包帯を併用する方法もある。薬や保湿剤が寝具や衣類につくのを防ぎ、かき壊しの予防にもなる。
薄皮一枚のケアが、QOLを地味に、でも確実に上げている。
よくある質問
市販の保湿剤でもいいですか?
市販のハンドクリームには様々な成分が含まれるため、刺激になりうる成分がないか確認したほうがよいとされています。香料や有効成分が多いものより、シンプルな処方のほうが向いていることが多くなります。
参考にした資料