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漢方処方・掌蹠膿疱症

駆瘀血系(桃核承気湯・桂枝茯苓丸)

要点:桃核承気湯や桂枝茯苓丸は、瘀血(おけつ)を改善する駆瘀血の処方で、冷えやうっ滞感を伴うタイプの皮膚症状に用いられることがある。

「血の巡りが悪い」という漢方独特の表現が、実際の症状のどの部分を指しているのか、最初はつかみづらかった。

駆瘀血系の処方

桃核承気湯や桂枝茯苓丸は、瘀血(おけつ)を改善する駆瘀血の処方で、冷えやうっ滞感を伴うタイプの皮膚症状に用いられることがある。

瘀血とはどういう状態か

瘀血とは、血の巡りや微小な循環が滞っている状態を指す東洋医学の概念になる。西洋医学の検査値で直接測れるものではないが、冷え、肩こり、月経に伴う不調、皮膚のくすみといった所見の組み合わせから判断される。手足の末端という、もともと血流が届きにくい部位に症状が出る掌蹠膿疱症で、この観点が持ち出される理由がここにある。

清熱系との使い分け

同じ掌蹠膿疱症でも、症状の出方や体質によって、清熱系ではなく駆瘀血系が選ばれる場合がある、という使い分けの理屈になっている。赤く熱を持っているのか、それとも冷えて血色が悪いのか。見ている軸が違う。

二つの処方の違い

桂枝茯苓丸と桃核承気湯では、後者のほうが作用が強く、便通への影響も大きい。体力や普段のお通じの状態によって使い分けられる。同じ病名でも処方が一つに決まらない、という点が漢方らしさだと感じている。

桃核承気湯+桂枝茯苓丸
同じ病名でも処方が一つに決まらない、という点が漢方らしさだと感じている。

よくある質問

瘀血とは何ですか?

血の巡りや微小な循環が滞っている状態を指す東洋医学の概念です。冷え、肩こり、皮膚のくすみといった所見の組み合わせから判断されます。