要点:当帰飲子や温清飲は、体を潤し乾燥を改善する滋陰潤燥の処方で、皮膚の乾燥や角化が目立つタイプに用いられる。
膿疱が引いたあとの、皮がむけてひび割れるような乾燥のフェーズで名前が挙がった処方。
滋陰潤燥系の処方
当帰飲子や温清飲は、体を潤し乾燥を改善する滋陰潤燥の処方で、皮膚の乾燥や角化が目立つタイプに用いられる。
乾燥・ひび割れの時期のつらさ
掌蹠膿疱症の経過には段階がある。膿疱が次々にできる急性期、それが引いて皮がめくれる時期、そして乾燥してひび割れる時期。この最後の段階でのつらさは、膿疱そのものとは別種のもので、足の裏なら歩くたびに痛み、手のひらなら水仕事のたびに沁みる。
処方が切り替わる理由
急性期の熱や膿を鎮める清熱系とは、ねらう症状のフェーズが違うため、経過の中で処方が切り替わることもある。「前に出してもらった漢方が効かなくなった」のではなく、体の状態が次の段階に移ったので処方も移る、という捉え方になる。
二つの処方の使い分け
当帰飲子は皮膚の乾燥とかゆみに、温清飲は乾燥がありながら炎症も残っている状態に、という使い分けがされることが多い。膿疱の時期と、乾燥してひび割れる時期とで、必要なアプローチが変わるという当たり前の事実に助けられた。
膿疱の時期と、乾燥してひび割れる時期とで、必要なアプローチが変わるという当たり前の事実に助けられた。
よくある質問
いつ使う処方ですか?
膿疱が引いたあと、皮膚の乾燥や角化が目立つ時期に用いられます。急性期の熱や膿を鎮める清熱系とは、ねらう症状の段階が違います。
参考にした資料