要点:エトレチナート(商品名チガソン)はビタミンAに似た構造を持つレチノイド系の内服薬で、外用薬だけでコントロールが難しい場合の次の一手として使われてきた。
「効果的だが副作用も強い」という説明のされ方が印象的だった薬。
どんな薬か
エトレチナート(商品名チガソン)はビタミンAに似た構造を持つレチノイド系の内服薬で、外用薬だけでコントロールが難しい場合の次の一手として使われてきた。皮膚の角化、つまり表皮の生まれ変わりのリズムに働きかける薬になる。
妊娠に関する重要な注意
効果は確かとされる一方、副作用の管理が必要な薬剤でもある。最も重要なのが催奇形性で、服薬中はもちろん、服薬をやめたあとも一定期間は妊娠を避けなければならない。これは体内に薬が長く残る性質によるもので、男女どちらの場合も医師の指示する期間を守る必要がある。妊娠の可能性がある年代の人にとっては、この一点で選択肢から外れることもある。
その他の副作用
その他の副作用としては、唇や皮膚の乾燥、脱毛などが知られている。内服を始めると、皮膚が全体的に薄くめくれるような感覚が出ることもある。
内服の選択肢の中での位置
内服療法の選択肢としては、このエトレチナートのほかに免疫抑制薬、そして2025年に掌蹠膿疱症への適応が追加されたアプレミラストがある。以前に比べると、内服で選べる幅は広がっている。副作用のプロフィールが薬ごとに違うので、自分のライフステージや持病と照らし合わせて選ぶことになる。
効果と副作用のバランスを、自分のライフステージと相談しながら選ぶ薬だと理解している。
よくある質問
妊娠への影響はありますか?
催奇形性があるため、服薬中はもちろん服薬後も一定期間は妊娠を避ける必要があります。医師の指示する期間を必ず守ってください。