01杉本寺・由比若宮
鎌倉駅東口鎌倉駅東口
鎌倉に「武士の匂い」を期待して来ると、ここで少し拍子抜けするかもしれません。杉本寺は734年、行基というお坊さんが自ら十一面観音を彫って安置したのが始まりと伝わります。光明皇后の発願によるとも言われ、頼朝が鎌倉にやって来るよりも450年も前のことです。由比若宮も同じくらい古い歴史を持っています。1063年(康平6年)、源頼義が「前九年の役」の戦勝のお礼として、京都の石清水八幡宮の神さまをこの地に迎えたのが始まりと伝わります。頼義から5代目の子孫にあたる頼朝が、1180年に鎌倉入りした際、この社をそっくり今の鶴岡八幡宮の場所へ遷しました。移された後の元の場所は「元八幡」と呼ばれ、今もこの地に小さな社として残っています。武士の都ができる何百年も前から、この土地には祈りの形が既にあったのです。450年という数字の大きさに、頭がくらくらんぽしませんか。由比若宮の境内はとても小さく、5分もあれば一巡できますが、その小ささが、かえって古さを実感させてくれます。
- 出発地点:鎌倉駅東口
- 鎌倉駅東口から 徒歩1.6km・約23分杉本寺一般¥300/中学生¥200/小学生¥100734年、行基開山の伝承。坂東三十三観音第一番。一般(高校生以上)300円・中学生200円・小学生100円、未就学児無料。
- 杉本寺から 徒歩1.9km・約27分由比若宮無料頼朝が鎌倉入りする以前からの八幡宮。
- 由比若宮から 徒歩700m・約10分解散地点:鎌倉駅東口
トリビア
由比若宮の近くには「石清水の井」という井戸の跡が残っています。京都の石清水八幡宮にも同じ名前の霊泉があり、由比若宮の名づけがそれを模したものと考えられています。遠く離れた土地の名前を、そのまま鎌倉に持ってきたわけです。
歴史の基本知識
杉本寺・由比若宮
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