08幕府滅亡と南北朝の悲劇
SEASONAL PICK — このコースがおすすめの季節
9〜10月・彼岸花:覚園寺周辺は彼岸花(曼珠沙華)が見られることで知られる時期。
11〜12月・紅葉:覚園寺・瑞泉寺は紅葉の名所としても知られる。
鎌倉駅東口瑞泉寺バス停
同じ谷で、一つの時代が終わり、次の時代が始まりました。1333年、新田義貞の軍に攻められた北条高時は、東勝寺で一族と一緒に自害しました。宝戒寺は、その北条氏の屋敷があった場所に、無念の死をとげた人たちを慰めるために建てられています。鎌倉宮は、幕府をたおすのに力を尽くした護良親王をまつっています。覚園寺には足利尊氏が書いた文字が残っています。滅んだことと、その直後に始まった新しい時代が、同じ谷に重なって残っている——3時間、鎌倉で一番重い歴史を歩くコースです。滅びと始まりが同じ谷に重なっていることに、頭がくらくらんぽします。3時間歩き終えた後の空気の重さは、言葉より先に体に来ます。
- 出発地点:鎌倉駅東口
- 鎌倉駅東口から 徒歩650m・約9分宝戒寺大人¥100/小人¥50北条氏邸跡。
- 宝戒寺から 徒歩500m・約7分東勝寺跡無料北条高時ら一族が自刃した地。
- 東勝寺跡から 徒歩900m・約13分鎌倉宮無料護良親王を祀る。境内は無料。+土牢・宝物館・神苑 大人¥300/小人¥150
- 鎌倉宮から 徒歩400m・約6分覚園寺大人¥500/小人¥200北条貞時建立。足利尊氏の銘が残る。拝観は僧の案内付き。
- 覚園寺から 徒歩900m・約13分瑞泉寺大人¥200/小人¥100夢窓疎石。
季節の見どころ
宝戒寺は「萩寺」として知られ、9月には境内を埋めるように萩の花が咲きます。北条氏滅亡の地に建てられたこの寺で、儚げな萩の花を見るのも一興ではないでしょうか。
歴史の基本知識
宝戒寺・東勝寺跡・鎌倉宮・覚園寺・瑞泉寺
この知識の見方(神社と寺の違い・建築を見る目など7つの視点)は、コース別・歴史の基本知識のトップで解説しています。
- 北条高時05
- 14代執権。1333年、東勝寺で一族と共に自刃し、鎌倉幕府は滅亡しました。
- 新田義貞05
- 後醍醐天皇方の武将。鎌倉に攻め入り幕府を滅ぼしました。
- 護良親王03
- 後醍醐天皇の皇子。倒幕に功がありましたが、後に鎌倉で幽閉され、命を落としました。鎌倉宮はこの非業の死者を祀っています。
- 北条貞時05
- 9代執権。覚園寺を建立しました。
- 薬師三尊03
- 覚園寺の本尊。病を癒す薬師如来を中心とした三尊像。
- 夢窓疎石04
- 瑞泉寺を開いた禅僧・庭園作家。政治から距離を置いた禅僧個人の仕事の跡。
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