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ピアノ協奏曲第2番 第2楽章

Piano Concerto No.2 in C minor, Op.18 — II. Adagio sostenuto

ダーリ医師の治療で立ち直ったラフマニノフが書いた、静かで抒情的な緩徐楽章です。映画や歌にも転用された名旋律です。ピアノと木管が旋律を受け渡すところに、協奏曲ならではの対話の美しさを感じます。

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作曲者
ラフマニノフ(後期ロマン派)
カテゴリ
協奏曲・編曲
作曲年
1900〜1901年
作品番号
Op.18
調性・拍子
ホ長調
形式
協奏曲の緩徐楽章(ピアノと管弦楽)
難易度
未確認です。
献呈
ニコライ・ダーリです(治療への感謝)。
ムード
切ない・夜

作曲の経緯

1897年の交響曲第1番の初演失敗で、ラフマニノフは作曲できなくなりました。親族の勧めで神経科医ニコライ・ダーリの催眠療法を1900年1〜4月に受けて自信を取り戻し、同年夏にイタリアでシャリアピンの家に滞在しつつ、第2・第3楽章から書き始めました。この2楽章は1900年12月に、従兄のシロティの指揮、本人のピアノで先行初演されました。第1楽章は後から完成し、全曲は1901年11月(新暦)にモスクワで同じ二人により初演されて大成功を収めました。

出版・初演

グチェイリ社から1901年に出版されたとされます(出版年の記述に揺れあり)。作曲者自身による2台ピアノ版も同時に出版されました。1900年12月の先行初演はモスクワ貴族会館で、シロティにとって指揮デビューでした。

題名・通称の由来

楽章名はAdagio sostenutoです(ゆっくりと音を保って)。楽章名以外の通称は未確認です。

構成分析

音楽的特徴

第1楽章のハ短調から、遠隔のホ長調へ移り、弦の和音で静かに幕を開けます。ピアノは旋律をオーケストラ(特にフルートやクラリネットなどの木管)と受け渡しながら、細やかな音型で支える役割も担います。協奏曲全体の中で最も抒情的で、のちにポピュラー音楽にも転用された旋律をもちます。

演奏のポイント

ピアノは目立つ主役というより、木管の旋律に寄り添う対話の姿勢が大切です。分散和音の粒をそろえ、音量を抑えて息の長いフレーズを保ちます。中間部では高揚しすぎず、テンポの流れを保つことが重要です。

この音源について(収録エピソード)

演奏
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、スタニスワフ・ヴィスロツキ指揮 ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アルバム
Rachmaninov: Piano Concerto No.2 / Tchaikovsky: Piano Concerto No.1 ほか
レーベル
Deutsche Grammophon
録音
1959年4月26〜28日
録音場所
ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール

リヒテルとヴィスロツキ指揮ワルシャワ・フィルによる第2番は、1959年4月26〜28日にワルシャワのフィルハーモニー・ホールで録音され、同年にドイツ・グラモフォンから発売されました。1960年にはグラン・プリ・デュ・ディスクを受賞したとされます。現在ではラフマニノフとチャイコフスキーの協奏曲の基準盤と見なされ、International Piano誌は音の明晰さと色彩・管弦楽的効果の幅を称賛しました。

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録音

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映画・ドラマ・アニメ

CM

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教科書・鑑賞教材

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出典

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