レコードを売る街で、レコードになった合図。
Zak Thomasの「Midem Song 75」は、カンヌの音楽見本市MIDEMの名を掲げる七インチ。1975年のBarclay盤に、もう一つの題名「Winter in Cannes」と組んで入る。イベントのための音が、その場を離れてMIXの一曲として歩き出した。
- 発売年
- 1975年
- 国・活動圏
- フランス
- 参照盤の発売国
- フランス
- ジャンルの手がかり
- スキャット / ジャズ・ファンク / ボサノヴァ
- 参照したレコード
- Midem Song 75 / Winter in Cannes — Zak Thomas / Barclay / 620108
- 制作・録音年
- 未確認
非売品断定や歌手の実名推定はしない。1975は題名だけでなく複数の原盤現物情報で確認。
盤面にも残る、1975年の用事
シングルの題名には「Indicatif du Midem 75」という説明が付く。合図やテーマを意味するindicatifという言葉が、曲の用途を教えてくれる。現物を扱う複数の店が、Barclay 620108と1975年を記録する。歌手の大きな伝記を知らなくても、このレコードが何を掲げて送り出されたかは読める。 [1] [2] [3]
表のテーマ、裏のカンヌ
裏面は「Winter in Cannes」。同じ旋律を異なる仕立てで扱う両面として紹介され、聴き比べる価値がある盤だ。資料では見本市用の制作と説明されるが、市販がまったくなかったとまでは断定しない。宣伝のための音楽も、役目を終えたら消えるとは限らず、別の聴き手に選び直される。 [1] [2]
声を、楽器の一員として数える
スキャットの音を一つ口ずさんでから、伴奏のどこへ重なるか聴いてみよう。言葉の意味が前へ出ない時、声はリズムや音色として近づいてくる。両面を続けて聴けば、同じ素材のどこを変えると曲の景色が変わるか、編曲の遊びも楽しめる。用途のある音楽が持つ自由を、短い一枚から味わいたい。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
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出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Dessinee — Midem Song 75 ↗
原盤、1975年、用途と両面の説明。
- Holywax — original single ↗
独立した現物記録、1975年Barclayと両面。
- Discogs — Barclay620108 ↗
原盤タイトルにあるIndicatifduMidem75。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。