冷たいロブスターが、スキャットのご馳走になる。
「Langosta Fria」は、料理の名が並ぶOrchester José Fernandoの「À la carte」に入る。1975年のドイツのライブラリー盤から選ばれた、二分ほどの曲。メニューを開くように曲順を見ると、一曲だけでも、アルバムを通してでも楽しめる仕掛けが見えてくる。
- 発売年
- 1975年
- 国・活動圏
- ドイツ
- 参照盤の発売国
- ドイツ
- ジャンルの手がかり
- ライブラリー / ボサノヴァ / スキャット
- 参照したレコード
- À la carte — Orchester José Fernando / Trend Records
- 制作・録音年
- 未確認
Orchestra Josè Fernando→Orchester José Fernando推奨。FritzMünzer変名説は資料未確定のため本文不採用。
レコード一枚が、献立になっている
「Churrasco」「Empanada」「Chili Beans」など、原盤の曲名は食べ物を思わせる。「Langosta Fria」はB面三曲目。映像や放送のために探しやすく整理されるライブラリー音楽でも、アルバムにこんな遊びを持たせられる。題名から味を想像したあと、音楽がその予想に近いか、少し違うかを確かめたくなる。 [1] [2]
楽団の名と、作者の名を分けて読む
原盤資料の本曲の作者欄はGerald BrownとWolfgang Lauth。演奏名義のJosé Fernandoだけで全曲を彼の自作と考えず、一曲ずつ人名を読むと、制作の分業が見える。後の編集盤「Southern Breeze」にも本曲が入るが、初めの居場所として参照するのは1975年の「À la carte」だ。 [1] [2] [3]
短い曲を、二つの距離で聴く
一度目は声の音節だけを覚え、二度目はその声の下の拍を追ってみよう。歌詞の意味を追わないスキャットは、声を楽器のように聴く入り口になる。短さが物足りなければ、同じ盤の前後まで進むのもいい。Duško Goykovichの「Antilope」と並べると、ドイツの制作音楽という共通の棚から違う表情を引き出せる。
聴き方の提案は、この曲を楽しむための鑑賞ガイドです。
関連曲を、棚の中から。
出典と資料メモ
年は確認できた最も早い発売年を採用。活動国と盤の発売国、再発年は分けて記録しています。
- Dessinee — À la carte ↗
1975年ドイツ盤、TrendとB3曲順。
- Discogs — original À la carte ↗
原盤曲順とGeraldBrown/WolfgangLauth作者欄。
- Discogs — Southern Breeze ↗
1993年編集盤、本曲再録ではなく収録記録。
資料確認日 2026-10-26 · 解説は確認資料の範囲で更新します。